フェノキシカルブの毒性試験の概要
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概要
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フェノキシカルブの安全性評価のために, 原体および製剤(25%水和剤)を用いた各種の毒性試験を実施した.その結果, 本剤は急性毒性がきわめて低いほか, 皮膚および眼に対する刺激性もほとんどなく, また皮膚感作性も認められなかった.亜急性および慢性毒性/発癌性試験では, 体重増加抑制や肝臓重量の増加などが認められ, また, 一部試験で肝臓の病理組織学的変化が認められたが, 発癌性は認められなかった.繁殖毒性および催奇形性も認められなかった.細胞毒性を示す濃度においても変異原性は認められなかった.フェノキシカルブを25%含有するインセガー水和剤は, 農林水産省により1990年11月7日に農薬登録され, また, 本剤の登録保留基準値は, 果実2ppm, かんきつ果皮20ppm, 茶1ppmと設定されている。本剤は定められた使用基準を遵守することにより, 安全性を確保できる農薬であり, 農業資材の一つとして有用であると考えられる.
- 1991-11-20
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