炭酸水素ナトリウムの防除効果に及ぼす乳化剤ならびに界面活性剤の効果
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
炭酸水素ナトリウムがカンキツ緑かび病, キュウリうどんこ病のほか数種の植物病害に効果を有することを見いだした.実験の反復によって効果がふれることがわかったので, 各種乳化剤や界面活性剤の添加により効果の安定化を試みた.5種の乳化剤, 大豆レシチン, グリセリン脂肪酸エステル, ソルビタン脂肪酸エステル, コンドロイチン酸ソーダ, ショ糖脂肪酸エステル0.1%を添加することにより, 炭酸水素ナトリウムのミカン緑かび病の防除効果は助長ないしは安定化する傾向であった.またこれらの乳化剤のうち, コンドロイチン酸ソーダ, グリセリン脂肪酸エステル, ショ糖脂肪酸エステルの添加により, キュウリうどんこ病防除効果は助長されることがわかった.界面活性剤のうち, カチオン系界面活性剤0.1%の添加によって, カンキツ黒点病抑制効果が発揮された.また非イオン系ならびにカチオン系界面活性剤0.01%の添加によって, イネいもち病抑制効果が助長された.一方, アニオン系界面活性剤の添加によって, ピーマンならびにキュウリうどんこ病の発生がかなり抑制された.
- 1981-05-10
論文 | ランダム
- T-09 トキシコゲノミクスに関するJEMS/MMS共同研究II : 遺伝子傷害性発癌物質の迅速スクリーニング系としてのTaqMan Low Density Arrayの評価(土川基金記念ポスターセッション)
- Bortezomib とデキサメサゾンの併用が有用であった治療抵抗性多発性骨髄腫の2症例
- P-099 In vitroコメットアッセイプロトコールの検証(ポスターセッション)
- 分子標的療法としての固形癌に対する抗体療法 (抗体療法--最近の進歩)
- モノクローナル抗体治療のあらたな展開 (ナノテクノロジー創薬--DDSの新展開)