カラーイメージ語の物体色空間への配置

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概要

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近年の測色機器やコンピュータの発達を考えれば, 色彩分野においても個人の感性だけに頼るのではなく, 測色機器を利用して, 色を数値化し, 色を定量的に扱い, 色彩の科学的システムを確立する必要性があると考える。色彩の選択には, 個人の感性に負うところが大きいが, このような科学的システムを利用することによって, 感性もより一層洗練されたものになると思う。そこで, 色彩の科学システムを確立するに当たって, 測色値と慣用されているイメージ語との関連づけを試みた。系統的試料を作製し, 視覚判定実験を行い, その結果に基づき, 色を定量的に扱う色立体中にカラーイメージ語を配置した。そうすることにより, 色を測れば, その色の持つカラーイメージを知ることができ, また, 逆に, イメージ語と対応する色を即座に見いだすことが可能となるので, 配色などに大いに活用できるものと思う。
日本色彩学会の論文
1994-05-01

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