肝細胞癌の新規血管新生因子Angiopoietin-2の同定とそのシグナル抑制によるtumor dormancy therapyの開発
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概要
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癌血管新生因子の抑制はtumor dormancyを誘導するが,その標的分子の同定が急務である.我々は肝癌組織から新しい血管新生遺伝子をクローニングし,そのシグナル制御による腫瘍抑制分子を開発したので報告する.Targeted differential display法を用いて,高度の血管新生を示す肝癌の特異的遺伝子として新しい血管新生遺伝子Anglopoietin-2をクローニングした.Angiopoietin-2遺伝子導入肝癌細胞は,マウス腹腔内接種により肝などに腫瘍形成し腹腔内出血死した.その機能抑制分子を癌細胞接種マウスヘin vivo electroporation法により導入すると,著しい腫瘍抑制効果を認めた.我々が同定したAngiopoietin-2は肝癌の血管新生因子として重要であり,その抑制はtumor dormancyを誘導する画期的な分子標的となることが明らかとなった.
- 2001-04-01
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