快削添加物粒子のぜい性効果(その1) : 粒子まわりの塑性変形と空洞合体のモデル解析
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概要
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切削せん断域における快削添加硬粒子のぜい性効果を評価するため、添加粒子として鋼ピンを植込んだモデル快削材料を平面ひずみ状態で単純せん断でき、同時に静水圧も付加できる装置を考案して粒子まわりの空洞の発生、成長、合体を観察した。この結果、粒子まわりの空洞の発生と成長はき裂が発生、伝ぱするぜい性的なものではなく、粒子による切削とみなせるような塑性変形過程に伴って延性的に生ずること、2粒子まわりの空洞の合体には粒子の最初の位置関係による3種の様式があり、いずれの様式でも合体は塑性不安定から生ずる局所的せん断破壊によって生ずることが明らかになった。次いで空洞合体時のせん断ひずみが粒子の最初の位置関係と静水圧によっていかに変化するかを実験的に求めた。またこの結果を利用し、空洞の成長、合体によって生ずる応力場の変化を有限要素法を用いて近似計算する手法を提案し、二三の結果を得た。
- 1980-07-05
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