タンザニアにおける小児の努力性肺活量と1秒量
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
8歳から18歳までの健康な児童1,413人について, 肺機能, 特に努力肺活量(FVC), 1秒量(FEV1), 1秒率(FEVl%FVC)についてのデータを得た. 被検者はすべて非喫煙者で, 心血管系の症状や既往歴はない. この研究の被検者は, 西洋の小児に比べ有意に身長が低く(P<0.05), 同年齢・同身長ではFVC, FEVlが有意に小さかった(Pく0.001). 肺気量は, 立位身長のべき乗の関数で近似される(Y-aHb). 両対数グラフで導かれるFVCと身長のべき数は男子3.39, 女子3.24であり, FEV1と身長のべき数は男子3.11, 女子3.03であった. この予測式より得られるFEVlとFVCは, カリブの黒人小児に対しての同様な数学的モデルに基づく予測式により計算されるFEVlとFVCとよく一致した.
- 産業医科大学学会の論文
- 1990-12-01
著者
-
マシャラ ヨハナ
産業医科大学訪問研究員:ダルエスサラーム大学医学部
-
マシャラ ヨハナ
ダルエスサラーム大学医学部
-
マセサ ピータ
ダルエスサラーム大学医学部
-
フエネクラース ロバート
ネイメゲン大学