スポーツ少年団活動の質的変容から導き出すスポーツ界の課題
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概要
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わが国におけるスポ-ツ少年団は1962年に創設された.創設当初のスポ-ツ少年団の活動形態は,「多種目活動」が基底に置かれており,少年期における様々なスポ-ツ種目経験による総合的な身体能力の向上およびスポ-ツによる人格形成といったねらいが存在しており,いわばスポ-ツを「手段」とした教育的効果獲得という期待が大きかったと考えられる.創設から後,スポ-ツ少年団活動は全国的に普及し,数多くの単位団の誕生を見ることとなる.しかしながら,その活動形態に関しては,単位団数の増加とともに様々な変化が生じてしまっている.すなわち,活動形態は,本来目標とされていた「多種目活動」から「単一種目活動」へ,また,「教育的活動集団」的意味合いは除々に薄れ始め,むしろ「ジュニア競技スポ-ツ集団」へと変化してしまっているケ-スが多々存在している.本研究においてスポ-ツ少年団に関する歴史的経緯を検討した結果,スポ-ツ少年団における活動形態の変化は,子どものスポ-ツを取り巻く各種社会状況の変化,すなわち,大人のスポ-ツ事情が子どもスポ-ツに強く反映されることによって生じてきたことが明らかとなった.
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大分大学 | 論文
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