建設時期を考慮した施設配置問題の一解法 : 建設期間数が2の場合

概要

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混合整数計画問題の代表的な問題である施設配置問題は、下界値計算、下界値の強化、分枝方法などさまざまな研究により比較的大規模な問題も解けるようになってきた^<1)7)8)10)>。しかし、問題構造が単純であるため、実際の問題に適用するにはいろいろな問題点が生じる。本論文では、施設の供給上限制約の下で、最適な施設の建設方法とその建設時期を求める施設配置問題の解法アルゴリズムを提案する。本論文では、2期の建設時期を考慮した施設配置問題を対象として分枝限定法に基づいたアルゴリズムを提案している。また、問題を効率良く解くために、下界値計算、下界値強化法を工夫している。問題の拡張した部分を適切に表現できるネットワークでモデル化し、下界値を計算している。本論文で提案する解法アルゴリズムの有効性を示すために数値実験結果として演算時間、分枝回数、下界値計算回数などを示している。
社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会の論文