計画期間内で需要率が1回変化するもとでの経済的発注方策とPlanning Horizon定理
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概要
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本論文では、与えられた有限の計画期問内の前半での需要率(期当りの需要量)と後半での需要率が異なる場合の経済的発注方策を求める問題を扱っている。計画期間内のすべての期での需要量が一定のもとでは経済的発注方策は容易に求められるが、計画期問の途中で需要率が変化する状況、たとえば工場の生産量の変化が生じる際の部品の購入などのもとでは、前半の需要率が後半のそれより大きいか小さいかということが経済的発注方策の内容を決める重要な要因になってくる。この問題を解くにあたり、いわゆる連続点検のモデルを用いて考察し、需要率が変化する時点、前半の期問だけを考慮したときの最適発注回数および後半の期間だけを考慮したときの最適発注回数の情報が最適方策を見出すのに有効に利用できることを示している。特に最適方策を求めるとき、需要率が変化する時点で計画期間を区切って、それぞれの期問内で需要率一定のもとでの2つの独立な問題として扱うことができるための十分条件をPlanning Horizon定理として示している。
- 社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会の論文
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