ビールと清酒の需要変化 : 競争のある成長モデル
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概要
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ビール及び清酒の出荷量の時間的変化を説明するモデルをたてる. まず清酒への需要の一部が時間の経過とともにビールへの需要へとシフトしていくという単純なモデルをたてそれを吟味する. このモデルは微分方程式の組からなっており, 各々の方程式は, いくつかのパラメータで決定される. ビール及び清酒の出荷量の実現値を時系列データとして整理する. それらにあてはまるような実験式を, パラメータを実験定数として定めることにより決定し, その数学的な性質を吟味する. この吟味を基により複雑なモデルをたてる. このモデルはビールの需要変化が可処分所得の変化で説明できるとするものである. その上でビール需要と清酒需要との間に一種の競争関係があると前提して, 両者の経年的な変化を記述する実験式を求めた. 得られた実験式は, ビールと清酒の時間的変化を, かなり正確に記述するものになっている.
- 社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会の論文
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