南極昭和基地における空電到来方位と頻度(日本南極地域観測隊の報告)
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概要
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極地性低気圧に伴う空電を調査する目的で,10kHzで動作する自記式空電源方位測定機を製作し,1969年3月から1970年1月にかけて運転した.この論文では調査の科学的な目標と得られた結果について要旨を述べる.遠距離空電源について得られた結果から,次のようなことが判明した.即ち,もしこのような観測を南極で実施したとすると,これは各季節毎の地球上における定常性の雷雨頻発地区内での雷活動度を監視する有効な方法となる.さらにブリザード時の記録から,極地性低気圧はその内部に電気的に活発な領域を伴うようだという証拠をつかみえた.
- 国立極地研究所の論文
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