女子学生の自己イメージと流行採用との関連性
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概要
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流行のファッションを採用するにあたって, 人に先立って採用する者もいれば, 全く関心を示さない者もいる。このような流行採用の差異を, 時間的流れの中で把握し, それを変数として女子短大生を3グループに分類することを試みた。すなわち, 積極的採用者群, 中間的採用者群, 消極的採用者群の3群が自己に対して, それぞれどのようなイメージを抱いているのか, また, 実際の流行のファッションに対してどのような意識・態度を示しているのか分析した。その結果, 自己イメージは中間群と消極群間には大きな差異は見られず, 積極群が最も「明るく, 外向的, 開放的, 大胆, 派手, 幸福」といった自己イメージを強く持っていた。また, 積極群は他の2群に比べファッションに関する情報収集行動や友人とのコミュニケーション活動が活発で, 流行に強い関心を持ち, 流行を取り入れることで心理的安定を得る一方で, 他者の視線を気にする傾向が強いことがわかった。
- 1998-07-31
論文 | ランダム
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