女子短期大学新入生の化学への意識と学力について(その 2) : 高校新教育課程理科履修の食物栄養科学生の場合
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概要
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1997年3月高校卒業生は新教育課程理科科目を履修した最初の学生である。そこで, 本学食物栄養科の新入生を対象にして, 高校での理科履修状況に関する調査, および化学テストを行った。新入生の理科科目の選択は35の組合せで履修していた。『化学IB』履修者は66.7%, 『化学IA』のみの履修者は29.5%, 化学を履修していない学生は2.9%であり, また, 化学が好きだったが11.3%, 嫌いだったが52.8%であった。化学テストの平均点は, 『化学IB』履修学生が『化学IA』のみの履修学生よりかなり高く, 一般一次, 二次, 指定校推薦, 公募制推薦入試の順に成績は低下した。半年後の化学テストは約23点向上した。1991年度から行っているこの化学テストの成績は年ごとに徐々に低下している(57.8⟶39.2点)。食物栄養科カリキュラム「化学」「有機化学」「食品学総論I」の成績は『化学IB』履修学生と『化学IA』のみの履修学生とにはほとんど差はないが, 一般入試学生のほうが推薦入試学生よりも成績がよいものと考えた。
- 福岡国際大学・福岡女子短期大学の論文
- 1998-07-31
福岡国際大学・福岡女子短期大学 | 論文
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