女子短大生における食生活と健康状態との関連について
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概要
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本学の学生222名を対象に、対象者の概要、朝食摂取状況、食品の摂取頻度、厚生省栄養課編の「成人一般向食習慣調査」日本産業衛生協会産業疲労委員会選「疲労の自覚症状調査」および食生活意識からなるアンケート調査を実施し、食生活と健康状態との関連について検討した。結果は、つぎのとおりである。1) 対象者の朝食摂取率は、小学生以降低下の傾向がみられた。欠食率は逆に増加の傾向がみられた。2) 対象者の日常における食物摂取状況は良い者が多くなかった。3) 朝のめざめ、食欲、排便、健康の自己評価からみた健康状況では、健康状況のよい者はあまり多くなかった。4) 健康状況のよい者は、食習慣評価得点が高くなっていた。5) 自覚症状の訴え数の少ない者は、食生活意識が高く、食習慣評価得点が高くなっていた。6) 自覚症状の訴え内容を、全体でみると、身体的症状の側面より精神的症状の側面の負荷が大きく、神経感覚的症状の負荷は身体的、精神的側面に比べて小さかった。7) 最近の体調について、半数以上の者に「ねむくなる」「あくびがでる」「目がつかれる」ついで三分の一以上の者に「肩がこる」「物事が気になる」「考えるのがいやになる」「体のどこかがだるい」などの症状があることがわかった。
- 福岡国際大学・福岡女子短期大学の論文
- 1995-06-23
福岡国際大学・福岡女子短期大学 | 論文
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