女子短大生における食生活と自覚症状との関連について
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概要
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本学の女子短大生74名を対象に「朝食に関する調査」および「自覚症状しらべ」についてアンケート調査を実施し、食生活と自覚症状の訴えとの関連について検討した。結果は、次のとおりである。1. 朝食摂取頻度は、摂食率47.3%であった。2. 欠食する者は、食品の組み合わせに関する意識が低い傾向にあった。3. 欠食する者は、たんぱく質食品、野菜類、くだもの類、海草類、きのこ類などを食べない者が多かった。4. 朝食の摂取状況からみた食生活意識では、意識の高くない者がかなりみられた。5. 各症状群を合わせた自覚症状の平均訴え率は、摂食者23.1%、欠食者28.8%、全体26.1%、比較的栄養素バランス良好な者22.3%、栄養素バランスがおとる者26.8%、栄養素バランスが悪い者42.2%であった。6. 自覚症状の訴え数の摂食者、欠食者別の比較では、欠食者が多くなっていた。7. 欠食する者は、II群(うっ積した状態または気分の停滞した様子)III群(一般的疲労感)の自覚症状の訴えが多かった。8. 栄養素バランスが良い者は自覚症状の訴えも少ない傾向であった。9. 自覚症状の訴えの少ない者は食生活意識も比較的高く、栄養素バランスも比較的良好となっていた。
- 福岡国際大学・福岡女子短期大学の論文
- 1994-12-10
福岡国際大学・福岡女子短期大学 | 論文
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