女子短大生における朝食摂取頻度と栄養効果との関連に関する調査
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概要
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女子短大生の朝食摂取頻度と栄養効果に対する認識を明らかにするために、本学家政科生活造形専攻2年生83名を対象として調査を行った。(1) 朝食の摂取状況は、全体で毎日朝食を食べる学生は38.6%、都市部学生で38.2%、町村部学生で42.9%、自宅生で46.8%、下宿生13.3%、寮生16.6%であった。(2) 朝食内容はバラエティーに富んでいた。(3) 朝食の食事形態朝食の食事形態は和食型30.1%、洋食型26.5%、和洋食型33.7%、その他6.0%、全然食べない3.6%と五つの型に分けられた。町村では和食型71.4%、洋食型14.3%、全然食べない14.3%、都市では和食型26.3%、洋食型27.6%、和洋食型36.9%、その他6.6%、全然食べない2.6%であった。(4) 摂取食品の組み合わせおよび栄養素の摂取状態は貧しかった。(5) 朝食に対する考え方については、朝食を一日の活力源として大切と考えている学生は79.5%、食べたいが時間がない42.2%、朝食は食べないと集中できない30.1%、理想とする朝食と実際に食べているものと違う25.3%、一日の食事の中で重点を置いている9.6%であった。居住形態別では、朝食を一日の活力源として大切と認識している自宅生は80.7%、寮生100%、下宿生66.7%で下宿生の認識は低かった。次に、73.3%の下宿生が食べたいが時間がない、53.3%の下宿生は理想とする朝食と実際に食べるものが違うと答えていた。朝食の栄養効果に対する認識は下宿生が一番低く寮生が一番高かった。摂取頻度別でみると、朝食は一日の活力源として大切、食べたいが時間がない、朝食は食べないと集中できない、食べるのが面倒だ、等の項目については朝食摂取頻度と栄養効果の認識との間に相関関係が認められた。全然食べない人では食べなくても変わらない40.0%、食べるのが面倒だ40.0%、食べない方が体調が良い20.0%、となっていた。(6) 理想とする朝食については、栄養のバランスが良いもの96.4%、手軽に作れるもの53.0%、おいしいもの50.1%、お腹にもたれないもの49.4%、排便を促すもの40.2%となっていた。欠食者(全然食べない)の理想とする朝食は、栄養のバランスが良いもの100%、おいしいもの60.0%、お腹にもたれないもの60.0%、食べるのに時間がかからないもの60.0%、後片付けの簡単なもの60.0%、手軽に作れるもの40.0%、排便を促すもの40.0%、太らないもの20.0%となっていた。以上、理想とする朝食は、健康、簡便、グルメと云うことにつきるようだ。
- 1994-06-20
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