財務データの分析とコンピュータの利用
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
現在, 大学レベルでの財務・会計教育におけるコンピュータの利用, およびその演習方法について, 多種多様な試みがなされているものと思われる。この分野は, 情報処理技術の進展に大きく左右されるばかりでなく, 各大学での経営情報教育の方針にも影響される。特に, 受講生を対象にして実際にコンピュータを利用して授業を行なうだけに, どのような題材を使用し, どのような演習方法をとるのかという授業内容の問題とも関係するものである。財務・会計教育の一環として, コンピュータの演習を実践する場合, 統一的な基準も, 標準的なテキストも存在していない状況であり, まさに様々な角度からアプローチが試みられていることであろう。それらの教育的側面の重要性が増大している現状において, 今後の研究が求められ, その成果が期待される。そこで, 本稿では, 財務データを分析するための有効な手段としてコンピュータをとらえ, コンピュータの演習を行なう場合に必要とされる基礎的資料を提示することを主たる目的とする。授業計画を立案し, 演習用の題材を準備することは指導教員の役割であり, それは受講生の資質と使用するコンピュータ教室のキャパシティにも依存することになるであろう。なお, 具体的な演習方法についての考察も当然に重要であるが, それに関しては次の機会に行なうこととする。
- 福岡国際大学・福岡女子短期大学の論文
- 1993-06-30
福岡国際大学・福岡女子短期大学 | 論文
- 冨元國光教授業績・社会活動(大学を去るにあたって)
- 日本と東アジアの景気動向 : 回復に向う景気
- 現代日本の豊かさ : その中の不安と希望
- 「今昔物語抄」の本文研究 (2) : 異本との関係をめぐって
- 「今昔物語抄」の本文研究 (1) : 現存「今昔物語集」諸本との関係をめぐって