社会的無差別曲線
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
A. Marshall以来多用され, さらに今日でもよく用いられる基礎的効用に基づく個別消費者についての行動の分析は, その基数的効用の可測性に基本的な難点がある。このために, その分析は非常に限られた条件の下においてしか実際には適用できなかった。そこで, 効用の可測性の問題を回避し, 序数的効用という効用の大きさの順序だけを取り上げて消費者行動の理論を構築したのが周知のようにJ.R. Hicksによる無差別分析である。本稿では, 個別消費者の行動を説明する理論としての無差別分析が展開されて以来よくみられる社会についての無差別分析を検討したい。まず初めに説明の順序としてHicksの無差別分析を概観し, 次に社会的無差別曲線の導出, それの社会への適用を順次取り上げることにしたい。
- 1992-06-30
論文 | ランダム
- ヘーゲルの相互承認論の形成と構造(5)
- ヘーゲルの相互承認論の形成と構造(4)
- フィヒテの承認論(3)
- ヘーゲルの相互承認論の形成と構造(3)
- 任意関数の期待値を情報とした多変数最大エントロピ-分布とそれを用いた千曲川合流地点の頻度分析