脱脂乳培地におけるビタミン, アミノ酸, ペプトン添加の乳酸菌の発育におよぼす影響
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概要
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ビタミン, アミノ酸, ペプトン類の加糖脱脂乳培地における乳酸菌の発育におよぼす影響を, Lactobacillus casei (YIT-9018), Lactobacillus acidophilusを用いて, 酸生成量を菌の発育度の指標として検討し, 次の結果を得た。1.ビタミンB_1,B_6,B_<12>, C, ナイアシン, パントテン酸, 葉酸, ビオチンは両菌株の発育にほとんど影響を与えなかった。ビタミンB_2にはやや阻害作用が認められた。2.L-システイン, L-シスチンに両菌株に対する若干の発育促進効果が認められた。L-ヒスチジンはLact. acidophilusにのみ僅かな発育促進効果があった。その外のアミノ酸は両菌株の発育にほとんど影響を与えなかった。3.アミノ酸混合物により両菌株に僅かに発育促進効果が認められたが, L-シスチンのみの場合と大差なかった。カザミノ酸はLact. caseiに対しては500mg/100mlの添加で僅かに発育促進した。4.ペプトン"カタヤマ"は両菌株に対して500mg/100mlの添加でのみ僅かに発育を促進した。トリプチケースペプトン(BBL)は100mg/100mlの添加で発育促進効果が認められ, 500mg/100mlの添加ではかなりの発育促進効果を示した。
- 1985-12-30
論文 | ランダム
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