ウコン染めに関する研究 (I) : ウコン色素の水-エタノール系染色について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ウコン色素クルクミンの, 水, エタノール混合溶媒による綿, 絹の染色を行なって, 次のような結果を得た。1.水とエタノールを順次混合比を変えて染色すると, ある混合比の時, 染着量は極大となった。その時の混合比は, 染浴の温度, 濃度によって多少異なるが, 大体, 水 : エタノール60 : 40∿70 : 30であった。2.水, エタノール混合溶媒で染色する時, 絹は綿よりはるかにクルクミンに対する染着性が良好であった。3.染着量が増大すると, 色彩的には鮮かさを増してくるが, 染着量6mg/g以上では, 染着量を増しても色彩はほとんど変らなかった。4.クルクミンによる染色布の染色堅ロウ度はあまり高くなく, 特に耐光堅ロウ度は劣弱であった。
- 福岡国際大学・福岡女子短期大学の論文
- 1981-06-30
福岡国際大学・福岡女子短期大学 | 論文
- 冨元國光教授業績・社会活動(大学を去るにあたって)
- 日本と東アジアの景気動向 : 回復に向う景気
- 現代日本の豊かさ : その中の不安と希望
- 「今昔物語抄」の本文研究 (2) : 異本との関係をめぐって
- 「今昔物語抄」の本文研究 (1) : 現存「今昔物語集」諸本との関係をめぐって