一般演題 14 広島における原爆被爆者の平均余命に関する研究
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概要
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原爆被爆者のがん死亡率,死亡リスクおよび発がんリスクに関する研究は多く行われ,放射線被曝ががん死亡や発がんリスクを有意に高めることは明らかにされている. しかし,被爆者の平均余命と放射線の影響に関する報告は少ない. 近年,日本人の高齢化が進むなか,被爆者の平均寿命にも変化が見られることより,今回,生命表法を用いて被爆者の平均余命を算出した. また,生命表からがん死亡確率およびがん死因を除去した場合の平均余命の延びを算出し,がんと放射線被曝との関連についても検討した.