高齢者の嗅覚機能に関する調査研究 : 嗅覚機能と年齢、痴呆、ADL、基礎疾患および食事形態についての比較検討
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概要
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Olfaction has been studied among the elderly with dementia and various diseases in a geriatric health service. Seventy-six elderly individuals (mean age 81.6±6.2 yr.) were exposed to such odors as banana, chocolate, matsutake, vanilla, cheese, lemon, rose and cinnamon, using the scratch and sniff method. They were asked to rate the intensity of each odor, its pleasantness or unpleasantness and then choose the corresponding name. The ability of odor perception significantly lowered in elderly with dementia. Activity of daily living (ADL) and several disease histories have shown no relationship to either odor detection or identification. However, the elderly who consumed minced meals revealed the lower odor identification ability than those who generally eat normal meals. Based on the findings of a multiple regression analysis, the type of meal (minced or normal) was thus found to be most important factor affecting odor identification (age : r=-0.078,P=0.541 ; dementia : r=-0.262,P=0.036 ; ADL : r=0.264,P=0.035 ; type of meal : r=0.353,P=0.004).
- 日本味と匂学会の論文
著者
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峰平 香緒〓
大塚製薬(株)佐賀研究所
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國枝 里美
高砂香料工業(株)・研究開発本部
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久米村 恵
大塚製薬株式会社大津栄養製品研究所
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久米村 恵
大塚製薬(株)佐賀研究所
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正木 恭介
大塚製薬(株)佐賀研究所
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峰平 香緒吏
大塚製薬株式会社佐賀研究所
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國枝 里美
高砂香料I業株式会社総合研究所
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正木 恭介
大塚製薬株式会社佐賀研究所
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國枝 里美
高砂香料工業(株)研究開発本部
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国枝 里美
高砂香料工業株式会社・総合研究所
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國枝 里美
日本女子大学
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