コンピュータネットワークを使った中学校社会科地理的分野の学習
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概要
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本研究は、中学校社会科で、新しいメディアとして、パソコン通信等のコンピュータネットワークを利用して入手したデータを取り入れた授業研究したものである。中学生には空間的広がりを実体験していない生徒が多い。一方では、テレビで多くの目新しく面白味を感じさせる内容を持ったクイズ番組が放送されている。そのために、かつては知的好奇心を喚起させた地理分野の学習内容に関心を持てず、しかも地理的な見方や考え方をすることができない生徒が増えてきている。情報を双方向に伝えることができる新しいメディアパソコン通信はほとんどの生徒にとっては未経験の世界である。このメディアを使って、地域に生きる人々、世界各国の人々と交流し、そこに生きている人々の声を感じることができたら、生徒の学ぶ意欲や関心を喚起させ、自ら学ぼうとする態度を育成することができると考え、教室内LANで教師が予め全国ネットのホスト局で情報提供を募っておき、送られてきた情報を生徒が検索するという、擬似的にパソコン通信を行う活動を生かした課題解決学習を行った。
- 日本教育情報学会の論文
- 1994-07-29
著者
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