洞爺湖流域における河川の流出特性
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概要
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寒冷地域の水文環境を明らかにし、人間および動植物も含めた広義の自然環境の保全・発展を目的として河川流出量と関連する水文量の観測を行った。北海道の洞爺湖に流入する大小の河川の中から最大の河川と中小規模流域を代表する1河川を選んで流出特性を考究した。流域面積の異なる2流域で1年の流出比較を行ったところ、大きな流域をもつ壮瞥川と小さなポロモイ川の間には定性的には似た流出変化を示していた。さらに、時間変化を流量、水温について比較を行った。その結果流量については小流域河川の流況に比べ、大流域河川の流量のばらつきが見られた。水温は傾向として大小両流域の相関が高く現れていた。壮瞥川では濁度とSSの間に相関が見られた。
- 専修大学北海道短期大学の論文
- 2001-12-30
著者
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