基底膜変位の時間的変化パターン(その1)
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概要
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1次聴ニューロンは基底膜上の有毛細胞を介して,基底膜上の位置,及び入力音の周波数と特徴的に結びついている.1次聴ニューロンの発火に際し, 基底膜の変位の閾値は,従来,基底膜上の位置, 即ち, 特徴周波数に無関係に一定, 又は, 0(無入力の時の変位)として取扱われている.所で, 音声の自動認識には音韻の特徴量抽出が不可欠であるが, 筆者は, その特徴量の抽出源の1つとして次に示すパターンを採用した.これは, 基底膜変位が, 或る閾値以上である基底膜上の位置(これは, 特徴周波数に対応している)を時間に対してプロットしたパターンである.今回は,閾値が周波数に対して一定, 可変の二通りの場合につき,インパルスと純音に対する応答パターンが,電算機処理により得られたので報告する.
- 近畿大学の論文
- 1975-12-01
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