ブルームの胃のねじれ : 『ユリシーズ』第八挿話論
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概要
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本稿は、ジェイムズ・ジョイス作『ユリシーズ』(一九二二年刊) の第八挿話の技法「蠕動運動」について検討したものである。第一章においてはこの技法に関する批評の動向に触れ、第二章では、この挿話の特徴である短いパラグラフの多用と蠕動運動のリズムのつながりについて分析を加えた。第三章では、時の流れのメタファーとして蠕動運動を論じた。つまり、摂取-消化-排泄という消化過程と過去-現在-未来という時の流れの重なりからプルームの抱えている問題を捉え直した。第四章でほ、ブルームが好む女神像に象徴される不死の世界と蠕動運動との関係について考察した。
- 1994-12-10
論文 | ランダム
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