再論 中国語の統語成分について(下) : 中国語教学文法の再構築を目指して
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概要
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拙著『中国文法学説史』の書き下ろし原稿として十年程前に中国語における「文成分」について学説史的考察を行った評論文を書き、学術雑誌には未発表のまま上記拙著の「第2部 基本的文法範躊研究の変遷過程の考察 第4章 文成分(句子成分)」として収録した。その内容は「1.主語、述語、目的語 2.連体修飾語、連用修飾語、補語 3.文成分の定義と類型の変遷に対する論評」であった。今回はそれを大幅に改稿し、本稿は1984年に発表された「人民教育出版社中学語文(中学高校国語)室『中学教学語法系統提要(試用)』」(以下「提要体系」と略す)の文成分に関する説明を基準とし、基本的には前回同様な方法で論述するが、学説史的論評ではなく、新しい中国語教学文法を再構築するという目的で、具体的な句や文を構成する成分(以下では「統語成分」と総称する)に関する教授方法を積極的に提示することでもって本稿の結論とした。
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