対数線形効用関数による付け値分布と土地住宅需要関数 : 付け値分布と資産選択に基づく都市内土地利用形態(その1)
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概要
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都市計画とりわけ土地利用計画は、所謂"バブル期"以降の混乱した地価状況下で、基礎理論に遡った再検討が求められている。本研究は、都市経済学におけるAlonso型モデルを踏まえながら、都市の土地住宅需要者の行動を付け値分布として表現し、土地住宅供給者の行動を資産選択行動と想定して、都市内すべての地区のすべての不動産財の同時均衡状態における土地利用形態の理論的解明を試みるものである。本論文では、土地・住宅に対する需要者行動を表現することを目的としている。需要者の効用関数に対数線形効用関数を特定化することにより、住宅および分譲マンションについての付け値分布、敷地規模分布など様々な分布と需要関数を導出し、その性質の検討を行った。これにより、効用分布という視点からの土地住宅需要者集団の基本的行動が明らかとなった。
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