プラズマを用いた低温度再生型活性炭の開発
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概要
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粉末状活性炭の機能を拡張するために、CF_4を動作ガスとした高周波放電プラズマを用いて活性炭表面の改質を試みた。表面処理を施した後、活性炭のフッ素含有量や脱着熱特性、微細孔体積・面積を評価した。これらの測定より、高周波放電プラズマが活性炭表面を効果的に改質し、活性炭表面の-OH基等が-CF_n基や-F基に置換されていることが明らかとなった。また、活性炭におけるフッ素含有量は高周波入力パワーの増加に伴って増加し、表面処理後の活性炭の吸熱反応特性曲線は低温側にシフトすることが示された。これらの結果は、活性炭表面に-CF_n基や-F基を導入することで、吸着した臭気成分を低温度で脱離させることが可能なことを示している。
- 崇城大学の論文
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