英語教育における系統性
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概要
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第二外国語研究には系統性に関する様々な理論がある。この小論では,(1)非系統性(Krashen),(2)発達段階による系統性(Pienemann),(3)形式に関する焦点(Long and Lightbown)の3点について論じるものである。Krashenは,音対立や語彙部門,文構造,発話行為,概念などの形式についての重要性を一切主張していない。Pienemannは,早い時期に文構造を教えることは結果として逆効果であると述べているが,発達段階を経た後の指導は学習者の言語習得を早める可能性があると説明している。第三に重要なことは,学習者の興味,意欲,動議付けであり,言うべき内容をもたせるためのインプットの工夫であると強調している。小論では,これらの理論の長所及び短所を論じ,それらの理論についての応用を東海大学1年生の英語教育の場合について考察するものである。しかし,応用が可能となる前に,第二外国語教育の系統性の領域に関するさらなる研究が必要であることはもちろんである。
- 1997-03-30
論文 | ランダム
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