韓国と台湾の産業成長及び構造変化の要因分析 : 70年代重化学工業化政策の実施以後の期間を中心に
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概要
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韓国と台湾の産業政策は,60年代の労働集約的軽工業部門を中心とした一般的誘因体制から,70年代中盤重化学工業に対する選別的支援政策へと変化した。ところが,重化学工業育成のための両国の政策にはかなりの相違点があり,投資額や範囲においても韓国のほうが台湾より遥に大規模であった。本稿では,重化学工業化において異なる経路を歩んできた韓国と台湾を対比しながら,両国間政策の相違がどのように産業の成長と構造変化の差をもたらしたのかを明らかにする。そして,それらをもたらした要因は何だったのかを見るために産業連関表を用いた需要サイドからの要因分析-DPG要因分析-を行う。
- 1996-12-25
著者
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