有価証券の評価に関する学説の諸類型
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概要
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今日,いわゆる一時的所有の有価証券の評価問題が大きくクローズアップされている。この点は,現行会計に関する説明理論の在り方に,いろいろの意味で厳しい問題提起となっている。それだけに,現時点で,「何」が「どのように」論議されているのかあるいは論議されるべきなのか,という点を整理しておく必要があるように思われる。「何」が論じられるべきなのかという点に関しては,本稿は,「認識・測定原則の視点」と「勘定分類の視点」というふたつの枠組によって,有価証券の評価にかかわる諸見解の整理を試みた。そして,「どのように」という点に関しては,「必要性の論理と可能性の論理」,「説明の論理と規範の論理」,そして「部分論理と全体論理」という3点を取り上げた。なお,本稿は,「『勘定分類の視点』にかかわる勘定分類観についての整理」ならびに「有価証券評価に関する見解がクリアーすべき条件の具体的内容」という有価証券の評価に関する一連の予備的考察の一部をなしており,それらの予備的考察を行なった後,貨幣性資産・非貨幣性資産分類論に基づく評価理論を検討する予定である。
- 1995-04-25
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