酵母の油脂生産性に関する研究
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概要
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Fat contents in yeast cells were determined by infrared spectrophotometric methods, in stead of theordinary extraction method. The yeasts were cultivated in modified Burkholder medium and starvedfor 24 hrs in the nitrogen-free medium. The sample was sufficient for the estimation in the level of about 1 mg of cells. It was found that a few strains and so-called the fat-storing yeasts contained from 25 to 43 per cent of fat, but almost of the yeasts produced from 5 to 10 per cent of it. This new procedure has the advantages of simplicity and applicability to small quantities for estimations of fat contents in yeast cells.油脂生産の目的で酵母の培養が試みられたのは第一次大戦中ドイツ,スエーデン等で研究されたのを始めとし,我国でも辰巳らにより原料として亜硫酸パルプ廃液,糖蜜のほか,石けん廃液等も検討された。油脂酵母の培養方法の特徴は炭素源と窒素源の比の大なることであり,先ず相当量の菌体が生成されると同時に窒素源が消尽され,始めて油脂の生成が行われると一般に考えられている。こゝでは酵母を増殖用培地で速かに増殖させ,之を無窒素培地に移して飢餓培養することにより,短期間に油脂の生産性を検することを目的に実験を行った。
- 富山大学の論文
- 1967-03-00
著者
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