IT活用のための支援技術:その開発と供給(<特集>ITと障害者)
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概要
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重度身体障害者のコミュニケーションには、身体機能に適した手段や方法、道具、機器などによる支援技術が必要となる。ITの進歩と普及により、それまで困難であった視覚障害者と聴覚障害者の直接的なコミュニケーションも電子メールなどを利用することにより可能となった。障害者が支援技術によってITを活用するためには、利用者に適した機器を研究開発するシステムと、それらを適切に利用者に供給するためのシステムが不可欠である。支援技術の研究開発助成制度により、多くの機器が開発されてきた。しかし、それらは本当に利用者に望まれたものなのか、また必要とする利用者に供給されているのか、などは明確になっていない。日本には、北欧諸国のような支援技術を適切に開発し、供給するシステムがないため、供給を前提としない開発や、利用者不在の研究が少なからず存在する。支援技術を供給するためのシステムだけではなく、利用者の「真のニーズ」を適切に研究開発へ反映できる循環型システムが必要であると考える。
著者
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