看護学生の老人観に関する研究 : 老人看護学の観点から
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概要
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老人との共同生活体験の有無が看護学生の老人観にどのように影響しているか,また老人福祉施設での実習を含む老人看護学の教育カリキュラムの消化の中で,学生たちの老人についての意識がどのように変化しているかを知る目的で調査を行い,その結果についていくつかの側面から検討した。調査は岩手女子看護短期大学平成6年度3学年62名を対象とし,アンケート形式および文章形式の両様のスタイルによった。その結果60%の学生が老人との共同生活体験を有しており,その体験は彼らの老いのイメージの形成にとってプラス方向への影響を与えていることが分かった。また特別養護老人ホームにおける実習後のレポートを通して,実習が多くの学生の老人観に深刻な影響を及ぼしたこと,彼らが看護学生としての自覚と反省をもって,老人観を大きく変え始めたことが分かった。
- 1995-08-31
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