ナフチオメイト-Tを用いた白癬症用抗菌布について
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概要
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2-ナフチルN-メチル-N-トリルチオカ-バメイト(ナフチオメイト-T)は,趾間白癬菌に顕著な抗菌活性を有することは既によく知られている。本研究ではナフチオメイト-Tを用いた抗菌布についての実験を試みた。先ず,この薬剤を1〜2000ppmの濃度範囲になるよう塩化メチレンの溶剤に溶解し,そして綿布を浸漬した。薬剤を含浸させた綿布を染色剤や媒染剤を用いて染色した。この染色布を洗剤を用いて洗濯し,すすぎ,風乾させた。最終的に,この染布について,白癬菌に対する抗菌活性を試験した。その結果,抗菌布の洗浄試験に耐え得る有効薬剤濃度は250ppm以上であった。薬剤を含浸させた綿布を10回まで洗濯とすすぎを繰り返しても,綿布の抗菌能力は消失しなかった。
- 1992-03-20
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