<報告>保育科学生の文章表現力について
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概要
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大学生の「文章力が低下した」と言われて久しい。レポートの文章に話しことばが紛れこんでいたり,「である」調と「です・ます」調が混在していたりするのはよいほうで,意味に関係なく同じ発音の漢字が使われることも少なくない。ひどいものになると,「て・に・を・は」さえも正確に書けていない文章も見受けられる。当の本人はそんなことには一向に無頓着で,間違いを指摘すると,なぜそんな細かなことまで言われなくてはならないのかという表情である。確かに,普段の生活では文章が書けないために困ることはほとんどないといってよい。一人一人が電話を持っている現在では,手紙を書く必要性はほとんど感じない。何か文章を書かねばならない場面に出会っても,パソコンには一般的な例文集は用意されているし,文章を作成する場合も自動的に漢字に変換される。しかし,いくら社会が変化しても,文章を書くことがなくなるわけではないし,職業によっては日常的に文章を書かねばならない立場の人もいる。保育者もその一人である。「園だより」や保護者との「連絡ノート」さらに「保育の記録」「研修報告」など,保育現場では文章を書くことがたくさんある。しかもそれらは自分のメモとしてではなく,第三者が読むことを前提として書く場合が少なくない。だとすれば,最低限の文章力を身につけておくことが求められるのは当然であろう。そこで学生の実態を紹介し,「国語表現演習」での取り組みとその結果について考察した。
- 2002-02-01
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