亭子院歌合の人物構成について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
亭子院歌合とは,延喜一三年(九一三)三月一三日に宇多法皇によって催された,史上初の内容の整った晴儀歌合として注目される。主催者宇多法皇は,一旦源姓を賜った後に即位した異例の天皇であり,その後菅原道真等を重用し「寛平の治」と呼ばれる親政を行った人物である。譲位の後には仁和寺で出家し,初の法皇となるが,仏道修行とともに,朱雀院・亭子院・六条院・宇多院といった諸院にも住し,多くの風流行事を催した。本歌合はそのうちの一つであり,宇多退位後のもっとも大がかりな風流行事として知られている。本歌合については萩谷朴氏の「平安朝歌合大成 増補新訂 一」(平成七同朋舎出版)に詳細な本文研究がある他,峯岸義秋氏の「歌合の研究」(三省堂 昭和二九)をはじめとする歌合全体の研究のなかで,その行事次第・役柄,あるいは後世の歌合にない和気藹々とした雰囲気についてコメントされていることが多い。もちろん本歌合はそれだけではなく,歌合日記の存在・多様な参加者・服飾や装飾品・「古今集」以下多くの和歌集に入集したレヴェルの高い和歌表現など様々な角度からの考察が可能である。
- 2001-03-31
論文 | ランダム
- BOF反射スペクトルの膜厚方向圧力依存牲(光・電子デバイス実装,デバイス技術,及び一般)
- BOF反射スペクトルの膜厚方向圧力依存性(光・電子デバイス実装,デバイス技術,及び一般)
- 光コネクタ現場組立用小型研磨機の開発(2006年度(第26回)精密工学会技術賞)
- 大人の目・子どもの目 深刻な子ども虐待を考える
- 大人の目・子どもの目 子どもから教えられる創造性