<総合論文>防波堤におけるヤリイカの産卵と卵の生残に関する研究
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概要
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In Hokkaido ports on the Sea of Japan and along the Tsugaru Straits, which are along the course of the spawning migration of spear squids, Loligo bleekkeri, their eggs were found on breakwaters and other port structures. Therefore, research has been conducted on the spawning properties of spear squids and survival rates of eggs on breakwaters, as well as on related physical environment properties. On breakwaters and other structures, spear squids lay their egg capsules in cracks in vertical concrete walls of breakwaters and quays, as well as in the cavities of wave-dissipating works and armor blocks. In deep cavities created by wave-dissipating works and armor blocks, more eggs were found on blocks which were deeper in the cavities than the second row from the end of the slope. Since spawning grounds on reefs are not deep enough in many cases, the irradiance may be high at some parts to which egg capsules adhere. In highly illuminated spawning grounds, diatoms adhere to the surface of egg capsules and the survival rate decreases. In the port with little current, silt adheres to the surface of egg capsules and also decreases the survival rate. The cavities of wave-dissipating blocks, on the other hand, are washed by swift waves and the irradiance is low. There are no substance adhered to the surface of egg capsules and the survival rate is high.
- 北海道東海大学の論文
- 1999-03-25
著者
-
黄金崎 清人
日本データーサービス(株)
-
鳴海 日出人
日本データーサービス(株)
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本間 明宏
北海道開発局釧路開発建設部築港課
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谷野 賢二
北海道東海大学工学部海洋環境学科
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北原 繁志
北海道開発局 室蘭開発建設部 苫小牧港湾建設事務所
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北原 繁志
北海道開発庁 北海道開発局
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北原 繁志
北海道開発局開発土木研究所環境水工部水産土木研究室
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斎藤 二郎
株式会社エコニクス海域事業部
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鳴海 日出人
海洋環境デザイン(株)
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谷野 賢二
北海道東海大学工学部海洋開発工学科
-
谷野 賢二
北海道東海大学
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