微量ユウロピウム(III)イオンの吸光光度定量法
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概要
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発色試薬を用いる微量のユウロピウム(III)イオンの吸光光度定量法を研究した。試料溶液に一定量の発色試薬溶液を加え, 緩衝溶液を加えてpH10.6に調整し, 室温で50分間放置する。赤色に発色した溶液の吸光度を, 579nmで試薬ブランクを対照として測定して定量する。本法により1.0×10^<-7>〜1.2×10^<-5>Mの範囲でベールの法則に従い高感度で正確に定量できる。ユウロピウム(III)錯体のモル吸光係数は1.5×10^5で, 5.0×10^<-6>Mの濃度での変動係数は0.4%で, 感度, 再現性共に良好である。
- 敬愛大学・千葉敬愛短期大学の論文
- 1989-00-00