Medlineデータベースからみた臨床試験文献の分析 : コクラン共同計画との連携 (調査研究分野)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿の目的は、臨床試験と無作為化比較試験に関する文献を対象に、論文数の成長、言語と発行国別にみた分布などを明らかにすることである。1966年から1995年のMedlineデータベースにもとづき、臨床試験と無作為化比較試験に関する文献を、1991年に新しく導入された出版タイプを識別キーにして検索した。その結果によれば、日本は世界の科学文献の生産において、高い占有率をしめているが、臨床試験と無作為化比較試験に関する文献のシェアは、その他の主要先進国と比較して小さい。今日、臨床試験や無作為化比較試験は、医療の有効性を評価するために利用されるようになっている。コクラン共同計画では、米国国立医学図書館と協力して、臨床試験や無作為化比較試験によって出版された論文を識別している。これにより、臨床家や医療従事者は、Medlineデータベースに収録された臨床試験文献から科学的な証拠を見いだすことができる。わが国においても、医学領域におけるデータベースを改良するために、JMEDICINEや医学中央雑誌は、臨床試験や無作為化比較試験についての十分な情報を索引する必要があろう。
論文 | ランダム
- セキュリティシステムの駅務・自動券売機への展開 (特集 ユーザー評価につながるICカード活用法)
- 超音波モータ用ステータを利用した砥石の研究 -第2報 : 定切込み研削特性-
- 高齢者の住環境改善における介護実習・普及センターの「住宅改修モデルルーム」の実態と課題
- 介護保険給付の住宅改修における設備使用の継続性や安全性の課題
- 市川市における高齢者の自宅に対する意識--住生活上の問題点および改善希望