知識集約型工学の建設設計への応用(<特集>学術情報分野)
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概要
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近年の資源の有限性に関する問題や環境問題などのために、製造業に携わる人々は、各々が作る製品をより多くの様々な観点から評価する事が求められている。これらの問題に対応するために、我々は、製品のライフサイクル(設計・生産・保守・リサイクルなど)に関連する情報や必要な知識を柔軟かつ統合的に利用可能とする知識集約型工学(Knowledge Intensive Engineering)を提案しており、その計算機上へ実現したシステムであるKnowledge Intensive Engineering Framework(KIEF)システムを作成している。本論文では、まず、知識集約型工学およびKIEFシステムについて述べる。さらに、このKIEFシステムの有効性を検討するために本システムの建築設計への応用を試みる。そのために、建築設計に関する知識をどの様に本システム上の知識として表現できるかについて考察する。最後に、現在KIEFシステム上に構築中の知識ベースについて述べ、KIEFシステムの有効性について議論する。
- 国立情報学研究所の論文
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