アミノ酸の微量定量(第 3 報) : その 1 濾紙クロマト法による蔬菜中の遊離アミノ酸の定量(生活科学)
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概要
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1. 前報の方法に準じ, His., Leu., Cys., Tyr.の4種のアミノ酸についても定量を行ったが, 燐酸銅と定量的に反応し, その可溶性銅塩もDithizonと定量的に反応する。2. その結果アミノ酸の量 (μg.) と生成したCudithizonateの吸光係数とは殆んど直線的関係にある。3. Asp., Gly. His., 及びTyr.(水溶液の場合だけ)は25μg., Glu., Arg., Leu., Cys.(水溶液の場合だけ)は50μg.迄が測定可能の限度であって, 最低量は5∿10μg.位であった。4. アミノ酸水溶液の検出量を100とし, 濾紙上に展開後抽出した時の回収率は, 特にAsp. 102%, Glu.は96.8%であった。5. 約20種の蔬菜に含まれるAsp., Glu.を定量した。その結果, 遊離のAsp.は23.4∿111.6mg%であり, Glu.は46.8∿208.8mg.%で, Glu.の方が比較的多量に含まれる。6. 2∿3種の蔬菜につきAsparagine, Glutamineの量を測った。その結果Asparagineの方がGlutamineよりも比較的多量に含まれている。7. 根本的にクロマト用濾紙と燐酸銅懸濁液についてその適当性を検討した。
- 1958-10-30
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