生食糧品の貯藏中に於ける各種成分の消長に関する研究 : I. 甘藷の貯藏中に於ける各種成分の消長(其の 1) / II. 甘藷の貯藏中に於ける各種成分の消長(其の 2) / III. 里芋の貯藏中に於けるアスコルビン酸の消長
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概要
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甘藷の護國種についてこれを7∿17℃に貯藏してゐる間に於ける水分, 糖類, ascorbic acidの消長を定量してその相互関係について考察した。(1) 農林2号種を10月25日, 11月10日, 11月27日收穫のA, B, C区に分つて15°内外で地窩貯藏庫に貯藏し, その間1ケ月毎に可食部の各種成分を定量して, その間に於ける諸成分の消長及び夫々の相関関係について考察した。(2) 1年貯藏した旧甘藷と新甘藷とにつきその成分を比較して貯藏法並に品質について考察した。(3) 農林2号種は護國種に比して耐貯藏性も含有成分も共に優れていることを認めた。(附記, 本実驗Iは1943年10月より1944年5月迄及び実驗IIは1944年10月より1945年9月迄の貯藏実驗結果であつて, 一部は1944年4月6日京都大学及び1946年4月5日果実及蔬菜貯藏の研究290頁に発表記載し1946年5月29日農藝化学会例会にて発表した)里芋5種について, その普通成分を定量比較し, これを12月上旬より約6ケ月室温に貯藏して1ケ月毎にascorbin酸を定量して貯藏中に著しく減少しないことを明にした。本実驗について御指導御鞭韃を賜つた恩師京都大学近藤金助教授に深甚の謝意を表し, 併せて実驗試料の入手に特別の御配慮を願つた京都大学松本熊市教授に深謝する次第である。
- 1953-01-25
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