知的障害学級における自閉児Y君の個別指導の試み : IEP・TEACCHの方法に学びながら
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概要
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Y児の行動は,気ままで,ときにはわがままと感じられることがある。そのとき私たちは,Y児を他の子どもとの差異やかかわる側の期待から見ていることが多いように思う。今回のコミュニケーション指導の試みは,Y児のニーズから指導内容や指導方法を決めていこうとする,IEPの考え方に基づてい進めようとした。個々のニーズを大切にして進めるなかで,Y児が「コミニュケーシヨン・マインドを育てることが大切な段階」だということや「一斉より個別でのかかわりの割合を大きくすることが大切な段階」だということがわかってきた。Y児の変容を見ると,コミニュケーションができることで,フラストレーションの解消につながり,生活全般によい結果をもたらしたように思われる。さらに,これまでとは逆の個から一斉へという発想をすることで,個々の子どもが違うニーズを持った個性的な存在だということも強く感じることができた。
- 1996-03-15
論文 | ランダム
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