二粒系コムギ(Triticum durum) のElytrigia elongata 染色体添加系統の稔性と安定性
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概要
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育成後25年を経過したdurumコムギーElytrigia elongata染色体添加系統の稔性と安定性について調査し, 次の結果をえた。1.添加系統の稔性及び安定性は正常に近いものから非常に劣るものまで, 添加したE. elongata染色体の種類によって著しく異っていたが両性質ともに年次の経過に従って低下してゆく傾向が認められた。2.E. elongata染色体の添加はPh遺伝子の抑制にもとづくと考えられる解対合或は多価対合など染色体対合の異常を誘発した。その結果, 染色体の構造的変化が生じた。3.e_2及びe_6染色体に関するダブルモノソミック添加系統では殆んどのPMCでe_2とe_6染色体の対合が観察され, この二者が相同染色体である可能性がたかまった。
- 神戸大学の論文
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