問題解決過程における各種問いかけの分析(III) : 望ましい学習方法と学習姿勢を目指して
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概要
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数学の問題解決は,自分自身へのさまざまな問いかけを通して行われる。生徒の問いかけを分析して,望ましい学習方法と学習姿勢について考えさせるとともに,それを目指した授業を実践していくことが我々の大きな目標である。過去の二度の調査研究では,この問いかけが言葉になって現れず,それを表現することはとても困難なことであるということが分かった。そのことが学習の内容に大きく関わっていると判断したが,問いかけが表面化しない原因については追求できなかった。このノートは,目的などを事前指導して,教科書の予習ノートを提出してもらい,その結果を参考にして実施したアンケートをもとにして作成した。生徒自身の言葉による問いかけの実態報告が主で,問いかけが言葉にならない原因と問いかけを生む授業について一考察を加えたものである。
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