<原著>クエン酸刺激によるヒト混合唾液の最大分泌量について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
It is well known that in humans the volume of saliva induced reflexly by taste stimulation varies markedly, depending on the nature of the stimulus. Of the four basik taste stimuli (acid, salt, sweet and bitter) , acid is by far the most potent even when the subjective intensities of the four stimuli are equal. Most of the previous studies of salivary secretion in man in response to acid solution have been done with parotid saliva. The purpose of the present study was to determine the optimum concentration of acid necessary to elicit maximal whole salivary flow rate. The subjects were 32 young adults, 16 females and 16 males, and the studies were carried out at about 12:00 noon. 1% citric acid was infused into the mouth through a plastic tube, at a rate of exactly 5.0 ml/min, by means of a peristaltic pump. The subjects spat out the acid and any saliva into a weighed container about every 10 second. The volume accumulated in the 1 min, minus the 5.0 ml of infused acid, was regarded as stimulated flow rate of saliva. After a rest period of a few minutes, this was repeated with 3% and then 5% citric acid. The salivary flow rates were expressed both as ml/min and as a percentage of that in response to 5% citric acid since, in all 32 subjects, the 5% citric acid elicited the highest flow rate (7.08 ± 2.16 ml/min) . There were no difference in flow rate due to gender and the mean flow rate elicited 1% and 3% citric acid were 4.35 ±1.92 ml/min, 60.1 ± 17.7% and 5.94 ± 2.08 ml/min, 83.0 ± 11.7%, respectively. There was a significant correlation between the unstimulated flow rate and the stimulated flow rate in response to the all concentrations of citric acid.
- 北海道医療大学の論文
- 1988-06-30
著者
-
上田 豊
上田小児歯科医院
-
五十嵐 清治
東日本学園大学
-
中村 純子
東日本学園大学歯学部小児歯科学講座 : Manitoba大学歯学部 Oral Biology
-
渡部 茂
東日本学園大学歯学部小児歯科学講座
-
新川 斉
東日本学園大学歯学部小児歯科
-
上田 豊
東日本学園大学歯学部小児歯科学講座
-
前山 善彦
東日本学園大学歯学部小児歯科学講座
-
浅香 めぐみ
東日本学園大学歯学部小児歯科学講座
-
伊部 峰子
東日本学園大学歯学部小児歯科学講座
-
前山 善彦
道北口腔保健センター
-
浅香 めぐみ
北海道医療大学歯学部小児歯科学講座
-
伊部 峰子
東日本学園大学歯学部小児歯科学講座 : Manitoba大学歯学部 Oral Biology
-
渡部 茂
東日本学園大学歯学部小児歯科
関連論文
- 13.塩化スキサメトニウムによる血中逸脱酵素遊離に及ぼすリドカインの影響について(東日本学園大学歯学会第8回学術大会(平成2年度総会))
- 実習内容改革後の小児歯科学基礎実習に対するアンケートによる点検評価
- 小児期の口臭に関する調査 : 口腔内状態とVSCレベルの関連性について
- B-18-17 : 10 ヒト歯槽骨由来細胞のCharacterization
- 2.ヒト混合唾液の糖発酵性 : ミュータンスレンサ球菌との関連(東日本学園大学歯学会第8回学術大会(平成2年度総会))
- 新篠津村保育所における乳歯う蝕罹患状況と生活習慣に関する3年間の調査
- 新篠津村保育所における乳歯齲蝕罹患状況 : 3年間の推移
- 新篠津村の保育所における乳歯う蝕罹患状況
- 31.ヒト歯槽骨骨芽細胞の分離・培養の試み(一般講演)(東日本学園大学歯学会第11回学術大会(平成5年度総会))
- B-20-1740 フローサイトメトリーによる骨系細胞動態の解析
- 9.開業歯科医院での障害児者診療の現状(東日本学園大学歯学会第7回学術大会( 昭和63年度総会))
- 35.施設の重症心身障害者における永久歯の現状(東日本学園大学歯学会第6回学術大会(昭和62年度総会))
- 14.エナメルバイオプシー(ウインドウ法)による下顎第一大臼歯のエナメル質表層フッ素濃度について(一般講演)(東日本歯学会第15回学術大会(平成9年度総会))
- 新篠津村保育所における乳歯齲蝕の動向 : 3,4,5歳児の経年的調査
- 過去15年間における当科での偶発症について
- クエン酸刺激によるヒト混合唾液の最大分泌量について
- 15.施設の重症心身障害者における第1大臼歯の現状(東日本学園大学歯学会第5回学術大会(昭和61年度総会))
- 3.施設入園者の食生活の実態について(東日本学園大学歯学会第3回学術大会(昭和59年度総会))
- 当センター摂食・嚥下リハビリテーション外来診療部門における5年間の取り組み
- 北海道小児歯科専門医の現状第4報
- Phenytoinの唾液成分に及ぼす影響について
- 上顎両側乳犬歯複根とその発生機序
- 26.唾液分泌減少を呈する無歯顎者への対応について(一般講演)(東日本学園大学歯学会第11回学術大会(平成5年度総会))
- 30.交換期における下顎乳中切歯のエナメル質表層フッ素濃度について(一般講演)(東日本学園大学歯学会第11回学術大会(平成5年度総会))
- 30.重症心身障害児者における栄養評価法の検討(東日本学園大学歯学会第10回学術大会(平成4年度))
- 4.唾液中の無機ピロリン酸に関する研究 : 測定法についての検討(東日本学園大学歯学会第6回学術大会(昭和62年度総会))
- 小児の口呼吸が咀嚼ならびに呼吸機能に及ぼす影響
- 異物嵌入により高度の歯槽骨吸収を来した1例
- 小児の鼻閉時における呼吸周期および咀嚼周期
- 呼吸周期および咀嚼周期に及ぼす鼻閉の影響
- 小児の鼻閉時における呼吸運動に対する咀嚼運動の影響
- 咀嚼機能に対する鼻閉の影響 : 咀嚼効率からの検討
- 鼻閉と食物咀嚼の相互関係について : 特に鼻閉が咀嚼周期ならびに呼吸周期に及ぼす影響
- 鼻閉時の咀嚼能率と唾液分泌量に関する研究 : 1. 食物量を規定したときの咀嚼時間、咀嚼能率ならびに唾液分泌量について
- 味覚閾値、風味の感受性に及ぼす鼻閉の影響
- 16.小児の食物咀嚼と唾液分泌量 : 食物および食塊の水分量と咀嚼時間について(東日本学園大学歯学会第9回学術大会(平成3年度))
- 16.某養護学校児童・生徒の口腔内の実態について(東日本学園大学歯学会第4回学術大会(昭和60年度総会))
- 某養護学校におけるう蝕罹患状況
- 22.食物を噛まずに味わったときに分泌される唾液量(東日本学園大学歯学会第10回学術大会(平成4年度))
- 10.重症心身障害児者施設入所者の摂食食品の分析について(東日本学園大学歯学会第7回学術大会( 昭和63年度総会))
- 3.修復用光重合レンジ内部における重合状態の解析 : 透過光強度の測定および核磁気共鳴装置による重合度の分析(東日本学園大学歯学会第5回学術大会(昭和61年度総会))
- 27.唾液分泌量の減少が食塊形成に及ぼす影響(一般講演)(東日本学園大学歯学会第11回学術大会(平成5年度総会))
- 障害者の歯科医療を考える(第4回歯科医療公開講座)
- 乳歯反対咬合症例へのブラケット使用についての一考察
- 重症心身障害者の口臭と施設臭に関する研究 : 1. 採取法と分析法について
- 重症心身障害者の口臭と施設臭に関する研究 : 2.硫黄成分悪臭物質の分析(GLC-FPD)と歯科治療効果
- 7.味覚の順応が耳下腺唾液分泌量に及ぼす影響(東日本学園大学歯学会第6回学術大会(昭和62年度総会))
- 当センターにおける10年間の患者動向および診療状況の調査(2000年-2010年)