干渉測定における光応答性結晶の利用
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概要
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光によって屈折率が変化するフォトリフラクティブ結晶を干渉測定で用いると,干渉計の調整が簡単になり振動などの外乱の影響も受けにくくなる.物体の定常振動を測定する場合には,振動振幅が一定であっても振動周波数が高くなると,検出される信号の大きさが小さくなる.これは結晶の応答時間が有限であるために振動による干渉縞の速い時間変化を記録できないことによる.この低周波フィルタリングの特性を利用すると,物体が同時に複数の周波数で振動しているとき,一つの周波数成分を取り出して測定することが可能になる.
- 文教大学の論文