SEPACプロジェクトのエンジニアリングとマネジメント
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
スペースシャトルを使用する恒久的な研究施設の一つとしてNASAで検討されたAMPSに大林辰蔵らは人工の高エネルギー粒子によって電離層磁気圏を研究する, いわゆるアクティブ実験としてSEPACを提案した。これは日米共同研究としてスペースラブ1号の搭載実験に採用され, 日本側は主要機器である電子ビームとプラズマの加速器および観測機器を開発し, 米国側はスペースラブ搭載用管制装置とソフトウエアを担当した。スペースラブ1号ミッションは1983年11月から12月にかけてSTS-9として実施され, 実験装置の性能が確認されたが, 電子ビーム加速器の電源の遮断により人工オーロラの生成を含む高エネルギーの実験は実施できなかった。人工オーロラの実験は2回目のSEPACの実験が1993年3月のATLASミッションにおいて実施されたときに成功した。本報告は世界で最初で最強力なアクティブ実験用粒子加速器等の開発を中心にそのエンジニアリングの成果を要約する。
- 宇宙航空研究開発機構の論文
宇宙航空研究開発機構 | 論文
- 大樹航空宇宙実験場における新しい大気球実験場
- M-3H TVC装置について
- M-3C TVC装置について
- 小型超音速実験機(ロケット実験機;NEXST-1)第2回飛行実験
- S520-8CN号機による乙女座銀河団の紫外線撮像観測